Y.A.さん

全て濱口塾の教材でカバーしました。SCは「何回繰り返すか」や「正答率の向上」よりも、「全ての選択肢で誤りの理由を説明できる水準までやり込むこと」を意識しました。

受験背景

純ドメ、低IELTSスコア、無名大学、でもなんとかトップスクールから合格できました!長い受験生活で苦しいことは沢山ありましたが、その生活から得たものもたくさんありました。合格までは相当苦しいですが、受かった時の快感はものすごいです。これから受験される方、頑張ってください!

バックグラウンド・Score・結果

地方国立医大 学生時代に起業5年、精神科医3年
IELTS 7.0(L7.0 R8.5 W6.5 S6.0)
GMAT(R) 750(V40 M50, AWA4.0)
1st  Duke(合格), MIT(interviewなし), UCLA(Interviewなし)
2nd Stanford(合格), Haas(interview ⇒ withdraw), Yale(interviewなし), Chicago(interviewなし)

動機

精神科医として勤務してわかった病院の非効率な運営、患者本位から離れた医療、など患者にとってベストではない医療をしなければならない医療現場、疲弊する医療現場、保険点数の非効率的な配分、それらに伴う止まらない医療費の増加・・・・日本の医療の未来を明るくしたい!という一心です。また学生時代の時の起業体験(小さなものですが。。。)で、ビジネスの面白さを知りました。

英語(IELTS)

多くのMBA受験生がTOEFLで受験される中、IELTSを選択しました。
純ドメの私がTOEFLで100を超すのは可能なことではないと思ったことと、以下の理由があります
①スピーキングの練習が楽しい!
自分の意見を効率的に英語で述べる訓練をするので、やってて意味がある感じがします。
②ライティングの練習に意味がある!
文章の構成の練習(Intro⇒Body….)に加え、高得点を目指そうとすると内容まで吟味しなければなりません。文章の書き方を徹底的に学ぶので私はライティングの練習で日本語の文章能力も上がりました。
③リスニングが簡単(と人は言う)
私には難しいですが、リスニングは簡単らしいです。
正直、なぜみなさんTOEFLで受けるのかわかりません!IELTSの勉強は英語能力を上げる、という印象で、テクニックに走らずじっくり英語能力を鍛えていける試験です。
私はL7.0 R8.5 W6.5 S6.0 Total7.0という(受験生の中では)超ロースコアなので、何ともアドアイスできないですが、SIUK大阪のLeonがよかったです。話していて気付いた間違いや違和感のある表現を紙に書き留めてくれていてその都度会話を止めるのではなく最後にフィードバックしてくれるスタイルは私に非常にあいました。
ちなみに、IELTS7.0ではUCLA、Yale、Chicagoにはインタビューすら呼んでもらえませんでした。無念。。。
成績ですが、8回ほど受けてはじめ6回連続で6.5でした。7回目でやっと7.0だせて、8回目で6.5に落ちて邪魔くさくなってまあ7.0で出せる学校たくさんあるしと思い受けるのをやめてしまいました。

GMAT(R)

1回目650(2011/3)
2回目750(2011/4)
仕事(と田舎から都会に移ってきたことによる浮かれ気分)で入塾後一年間テストをうけませんでした。濱口塾のテキストを何周も何周もしました。すると結構あっさりとれました。私はLSATや外国の参考書もやりましたが、結局未消化に終わり、濱口塾のテキストをやりこむだけで十分だったと思います。

Essay

むちゃくちゃ重要なパートでした。私の低い、そしてLRWSのスコアにばらつきがあったIELTSスコアにも関わらずインタビューに呼んでもらえたのは塾長のエッセイの指導があったからだと思います。
1stでDUKE,UCLA,MITを2ndでStanford, Booth, Haas, Yaleの計7校出しましたが、アプリケーションに気合入っている学校はインタビューオファーきました。やっぱりそういう気合って伝わるみたいですね。なんかそういう気合を察知する特殊訓練をうけたはるんでしょうか。
濱口塾長からの熱心なアドバイスはすごいの一言です。何度も何度も「○○はおもしろくないです」「その話は要約すると○○ってことになると思います、短くしてください」「お前のしたいことはこんなことなのか」「これではあなたの魅力は伝わらない」「それはただ歩いただけですよね、何を伝えたいのかわかりません」など、ほんっとうに全力で対応してくれました。しかし、かなり時間をかけて考えて送った返事が、上記のようなかなり短文でクールな表現の時が多く、めげない精神力が鍛えられました。はじめの一校はかなりメールのやり取りをしました。100通くらい。メールがどこにあるかわからず、Gmailの使い勝手の悪さに腹立ったのは良い思い出。
塾長とのこの作業は主に日本語で行いました。自分の今までの経験やこれからの未来のキャリアゴールなどを振り返るいい機会でした。ここに時間をかけて自分の過去と未来をじっくり考えることでインタビューのネタだしの時の苦労が減りました。私の場合、受験動機がビックピクチャーでしたので、塾長との面接で自分のキャリアゴールに向かうための詳細なストラテジーを立てることが出来ました。

1stを出し終えてから気付いたのですが、マシューとのインタビューの練習とエッセイの作成を同時にやり始めるともうすこし作業をショートカットできたのではないかと思いました。1st出し終えてから2ndを出したので、2ndにはインタビューの練習で出てきた内容を盛り込み、2ndで出した学校の方がエッセイの完成度が高い気がしています。

インタビュー

塾長からマシューを紹介していただきました。週2日を11月から3月まで途中、2ndのアプリケーション作るためにお休みを少しはさみましたが約5か月間継続的に行いました。私は英語が本当に苦手だったので11月時点では本当に何も話せないような状況でした。「アイ(I)アイ・・・えーと」みたいな。ですので、マシューのない日は仕事終わってからほぼ毎日(飲みにいかない日は)モスバーガーかミスドにこもって一人でつぶやきまくってました。周りからみたら本当に気持ち悪かったかもしれませんが、受験生みんなが通る道だと思い耐えました。大阪にはマイミスド、名古屋にはマイミスドとマイモスがあります。

マシューのレッスンは文法とか発音とかちんけなことはいいからコンテンツとデリバリーに集中しろ、と何度も何度も言われ続けるうちに、最後の3月にうけたインタビューでは「君の発音は少し問題あるけどMBAの授業でやっていけるレベルの英語能力だよ」とアドバイスいただけるまでに成長しました!マシューの練習の成果だと思います。マシューから発音を指摘されたのはvagueとentrepreneurくらいで、言えへん単語は簡単な他の単語で置き換えろと指導されました。ちなみに今でもentrepreneurが言えません。
私との練習では、基本的に1時間のうち、40分前後がモックインタビューで、20分程度がフィードバックでした。毎セッション、Why MBA? Why XXX school? Why now?などの基本的な質問は繰り返し聞かれます。しかしWhy XXX school? > Why now? > Why doctor asking for MBA? の順番で聞かれるのと、Why doctor? > Why MBA? > Why XXX school? の順番で聞かれるのとでは、こたえ方が全く異なってきます。この練習は一人ではできないトレーニングだと思いました。マシューは、「初めにキャリアゴールを言ってないのでその話は分かりにくかった」、「ここではこの話がいいんじゃない」などのアドバイスを受け、回を重ねるうちに自分自身のプレゼンテーション能力が向上していきました。決して、スクリプトにして覚えさせようとはしないこともマシューの特徴でした。ですので、非常に柔軟なインタビュー対応能力(真の英語力)が身に付きました。

インタビューオファーもらった学校からは100%合格もらっています。去年のウォートンに行かれた先輩も「マシューを毎日受けろ」というアドバイスされていました。私もそう思います。

Why濱口塾

私は関西にいたので、予備校も必然的に限られました。また、周りにMBA受験生が誰もいない中の受験だったので、ウェブで調べて濱口塾にたどり着きました。細かな理由は忘れましたが、大手の予備校嫌いで規模の小さな予備校を選ぶ傾向が昔からあります、その点が一番大きかったような気がします。
ここに出会えたことが合格に一番重要なファクターでした。

私はGMAT(R)と出願サポートプランを選択しました。GMAT(R)は教材と塾長の講義で対策できます。多くの塾生が680以上を獲得しています。ちなみに私はIELTSより先にGMAT(R)からやり始めました(①5年有効、②GMAT(R)の勉強は面白くないので先に面白くないほうをやり切りたい、③マーク式の試験なので真の英語力よりテクニックで一定の対応は出来る、などの理由により)。持っているスコアとしてはTOEIC860か930かそこら辺からのGMAT(R)勉強スタートでした。その私を750点まで引き上げてくれました。悔やまれるのが、TOEFL対策の講座しかなかったことです。塾長、そろそろIELTSの対策講座もどうでしょうか。

私は中規模の病院に勤務しています。そのため、周りに受験生はおらず、モチベーションの維持が本当に大変でした。関西特権ですが、やる気が出ないときは川西能勢駅のミスドでドーナツ何個かこうてきて、塾にお邪魔し、塾長とお茶をしながら自分のWhy MBA? Why Now?を再確認して、モチベーションの維持を手伝っていただきました。また、濱口塾では素晴らしい先輩方とも出会えました。渡米で生活のスタートアップのための質問に答えてくれたのも濱口塾の先輩ですし、インタビューの前に卒業生を紹介していただいたのも濱口塾ネットワークからでした。また、濱口塾に入会するとメーリングリストへ参加するのですが、先輩方のいろんなレポートがつまっており非常に有用でした。

東京でも今は授業をやられているようですが、スカイプでも授業に参加できます。音声ファイルで授業を聞くこともできます。日本中の方にお勧めですが、特に関西にいる方は濱口塾を強くおすすめしたいです。

自分の受験経験から次に受験される方へのアドバイス

①GMAT(R)のお作法を知るには独学では無理がある。一人でやって難しすぎて時間かけすぎて挫折して諦める前に絶対に専門とする人に教えてもらうべき。
②英語のテストはTOEFLにこだわる必要はない。IELTSの勉強は楽しい。IELTSの場合は予備校通わなくても7.5取れる(気がする)。
③エッセイはむちゃくちゃ時間がかかる、早くに取り掛かるべし。英語に相当自身のない方以外は、まずは日本語で考えていく。
④エッセイを書く上で一校につき一人以上の在校生、卒業生に授業やクラブ活動などについてお伺いを立てる。HPだけではわからない情報をエッセイに盛り込まないとインタビューに呼ばれない(ような気がする)。
⑤地元や周りの人との関係をおろそかにしてはいけない!飲み会には参加する!(方が生活が楽しい)。

最後に

塾長は実年齢より10歳ほど若く見えます。